何度目かの夕

恐れを抱いたのは何故だっただろうか。
思い返せば漠然とした理由なのに、私の胸にはその感情が渦巻いているように感じる。
光が差さないから暗いだけで、風もないから音がしない。「たったそれだけ」の幾重にもなる積み重ねで、私の胸にはその感情が渦巻いているように感じる。
不安なのだ。今この状況が、これまでの経緯が、これからの軌跡が、全てを取り巻く運命が。
軋む床板は私を嘲るように、たわむ窓ガラスは私を脅かすように。私に不安を押し付けてくる。
極めつけは目の前のこいつだ。
こいつがいれば私は解放される。こいつがいるから私は死に至る。こいつが喋るから私は希望を抱き、こいつが動くから私は心が奪われる。
曰く、人狼は夜に襲い来る。今はまだ夕方だ。そして間もなく日没だ。
曰く、人狼は同時に2人は襲わない。ならばこれで安全だ。だからこれでは最悪だ。
どうすればならないかなど、当然すでに分かっている。
どうするのが理に叶うのか、どうするのが我が身を救うのか。
ただ、私は恐いのだ。「たったそれだけ」の幾重にもなる積み重ねで、私の胸にはその感情が渦巻いているように感じる。
疑心暗鬼。

こんばんはギユです!
本番も来週に控えまして、みんなガンガン準備を進めていますっ
僕は自分の事の他に舞台で使うBGMの準備なんかも…
疑心暗鬼の小屋は元々専用BGMのあるゲームですが、今回はさらにリアレンジ、特別バージョンが聞けますよ٩( 'ω' )و
その他の僕の曲を使ったりもするので、お楽しみにぃ!
22日からはコラボメニューも食べられる!これも是非召し上がってくださいねぇ( ´ ∀ ` )

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